ニックネーム:柴田保之
性別:男
年齢:56歳
障害の重い子どもとの関わりあいと障害者青年学級のスタッフとしての活動を行っています。連絡先は yshibata@kokugakuin.ac.jp です。

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2016年07月26日(火)
第2回介助つきコミュニケーション研究会のお知らせ
 第2回介助つきコミュニケーション研究会を11月19日に開催させていただきます。
(一部の方には、9月開催の予定と申し上げましたが、会場の都合等で、この日になりました。)
 
1.日時 2016年11月19日土曜 午後1時〜5時
2.場所 國學院大學横浜たまプラーザキャンパス411教室

 前回はきんこんの会の公開シンポジウムとの2本立てで行いましたが、研究会自体を当事者も主体的に参加することが可能であることがだ1回の経験を経て明らかになりましたので、研究会に1本化することになりました。
 詳細はあらためて後日、告知させていただきます。
2016年7月26日 20時57分 | 記事へ | コメント(0) |
| 大学 |
2016年10月のきんこんの会のお知らせ
 2016年10月のきんこんの会は、10月8日土曜日に下記の通り、開催させていただきます。
 当事者のご希望で今回も非公開というかたちで開かせていただきますので、どうぞご了承ください。当事者やご家族、支援者の方で関心をお持ちの方や、ご質問のある方は、どうぞ、お気軽にご一報ください。
 
 日時 2016年10月8日土曜日 午後2時から5時 
 場所 國學院大學たまプラーザキャンパス1号館410教室

 きんこんの会は、コミュニケーションに困難をかかえる当事者が、自由に語り合う場です。2010年に誕生し、活動を続けています。
 きんこんの会では大勢で話し合うために、コミュニケーションの援助の方法がたいへんスピードの速いものになっているので、初めてご参加の方には、なかなかわかりにくく、戸惑いを生んでしまうことが少なくありません。
コミュニケーションの方法についてていねいにお伝えするには、できればきんこんの会以外の機会を設定できればと思います。
そのために、きんこんの会の当日、午前中、もしくは1時頃から方法をご説明する時間を設けたり、別の日程を調整して大学に来ていただくなどしております。
 どうぞ、お気軽に、ご一報ください。

 お問い合わせは kinkon@hope.zaq.jp までよろしくお願いいたします。
 
 なお、大変申し訳ございませんが、当日お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをお使いいただけますよう、お願い申し上げます。

 
2016年7月26日 20時51分 | 記事へ | コメント(0) |
| きんこんの会 |
相模原の施設の事件をめぐって
 やまゆり園の残酷な事件が報道された日、曽我晴信さんが研究室を訪れた。そしてパソコンで以下の文章を綴った。

 人生を人を殺傷することに費やす人がいるということが僕には理解できないとはいえ人が憎しみのために人を殺すということはそれでも理解できなくはありません。しかし理想や宗教のために人を殺傷するというのが現在のテロリズムなのでこれは徹底的に考えなくてはいけないことだと思いました。
 そういうことを考えている矢先に障害者施設で事件が起きてしまいました。まだ詳しいことは明らかにはなってはいませんがつらいのは当然ですが理想によって障害者が抹消されたことを僕は重大に考えています。なぜなら僕たちが世の中に存在する価値があるかどうかが問われているからです。
 わずかな希望はこのニュースを語る人も聞く人も失われた命はみな同じだと考えていることはわかったからです。人間は生まれる前の命には違いをつけてしまったけれど生まれたあとの命にはまだ違いをつけていないことがわかったからです。
 わずかな希望ですがもう一度生まれる前の命もまた同じ命だということがわかるきっかけになるかもしれません。

 
 全て明らかになるのは、これからだが、最低限のことを述べておきたい。
 犯人の青年個人だけを見れば、そこに見えてくるのは、きわめて個人的な挫折や抑圧などだろう。しかし、その鬱屈した感情に言葉を与えたのは、社会の無意識、あるいは社会の暗部に存在する思想なのではないか。彼が引き寄せたというのがいいのか彼が引き寄せられたといったらよいのかわからないが、この社会の無意識や暗部に存在する「思想」を明るみに引きずりだして、しっかりと向かい合わなければならない。
 石原慎太郎が重心の施設で「この人たちに人格はあるのか」と問うた時、その言葉をたたいたことはまちがいではないが、この意見に対して、「こういう意味で人格がある」という考えがしっかりと語られないままになってしまったが、結果的に石原の問いはそのまま社会の暗部に消えないまま残り続けてしまった。
 この悲惨な事件が、さらに悲惨なものにならないためにも、亡くなられた方々の真の生きる意味がきちんと語り出されていかなければならない。
2016年7月26日 20時46分 | 記事へ | コメント(0) |
| 大学 |