「いみ」
小学6年生の「舞い降りた詩人」のもとに、通っている大学生の姪らメールが届いた。
谷川俊太郎の詩を一緒に書き写したあと、つぎの詩を書いたとのこと。方法は、彼女の手に姪が手を添えて書く方法である。
いまここにいるいみ
いみをのみ
いみをつたえ
いみまためぐり
いみまためぐり
いみまためぐって
いみたのしみ
いみつかみ
いみまたつなぎ
いみまたなく・・・・・・
いみまたなさのさみしさをしる
いみ・・・・
即興の言葉遊びかと思っていたら、詩は一気に深みへと転調する。彼女の心の中にはどれほど深い世界が広がっているのか。しかも、その世界は、もはや無邪気な子どもの世界ではなく、虚無の底をのぞき込んだ者にしかわからない響きがある。
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2008年11月14日 11時17分
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家庭訪問 |
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