気持ちを忍耐させているので解放してあげないと… 5編の詩
就学前から関わってきた少年は、中3になった。自分で話をすることができるので、やりとりを重ねながら関わり合いを続けて来た。しかし、今年に入って、2スイッチワープロを使うと、しゃべっている世界とは全く異なる世界が生まれてくることが明らかになった。
そして、最近の方法で、一緒に名前を書いてみると、
いいほうほうですね
さすがですね
ちからがいらないのでらくです
ちからがはいるまえにきまるのでじぶんでやっていないのにじがかけてふしぎなかんじです
そして、詩のことを尋ねてみた。すると、
しはつくったことがありますあります
という答え。そこから、5編の詩を立て続けに書いた。
にんげんにうまれてきて みちをきりひらいてきた
いちばんきれいなせかいは
ちいさなはなをしきつめた しずかなばしょだ
きぎはみどりにおいしげり いいかおりにみちあふれ
きぎのむこうには いいそらがひろがっている
きぼうにみちたかぜがやさしくふき きぎのはをゆらし
にくしみにみちたこのせかいに きぼうのじかんをひらく
じかんはきぎのきぼうにそい
ないふのようにじゆうなじかんをつつみこむ
いばらのようなみちばかりだけど
ねがいをかなえるために じぶんのみちをしっかりとあるいてゆこう
きぼうがわきだすいずみをめざして
にんげんにうまれたことをほこりにして
きぼうのみちをあるいて
いいかぜにふかれながら
きぼうにみちたじゆうなじかんを
ちいさくならないように いっぽずつまえにむかって いつまでも
きぼうのかぜは
きたのほうからふいてきて
しずかにびかんをせんげんする
ちいさいはてのくなんをちいさなきぼうにかえて
きぼうにかわったくなんはきたかぜにふいて
きたかぜにきのうのゆめをあたえる
きたかぜはきたのくなんをきぼうにかえる
きぼうにかわったくなんはちいさいひのおもいで
ちいさなちいさなくなんだったけど
きぼうはおおきなおおきなきぼうだ
きぼうのきたかぜはきたのくにからふいてきて
きたのくなんをきぼうにかえる
ここで、なぜ、北なのか、あえて尋ねてみた。もう、何人もの方々が、北という方位にこだわってきたからだ。すると、
きぼうのかぜはくなんのくにからふいてくるからきたです
と答えが返ってきた。そして詩は続く。
きぼうなくしたきのうのわたしに
しのほうからきぼうがささやく
ちいさなころにやしなったにんげんとしてのきもちを
きぼうにかえて
ゆめいっぱいにきぼうをかえて
ちいさなころにきぼうにみちていたわたしをおもいだしながら
きぼうにみちたゆめをせんたくして
ひょうざんにむかってきぼうにみちた
きぼうのいちばんのゆめを
ひょうざんのちからにまけないようにしながら
いきてゆきたい
きいてくださいこのみちで
ちいさなきぼうをみつけたことば
ちいさなきぼうがみつかって
ゆめをにがさぬようなきたかぜに
みちのとおくにみえているちいさなきたかぜがはこぶゆめを
にがさないように
いいかぜにみちたしずかなみちをあゆんでゆこう
じぶんできめてつよいきもちをもちつずけていこう
ひかりさすいきていくものたちがあるくみちにも
いいかぜがふくこのみちを
ひかりさすみちを
しずかにしずかにじかんがながれ
ちいさなじだいをおもいだし
さいごにきいたなまえをいいだせないで
ちいさなころからにんたいしてきたことを
くなんとともにおもいだし
ちいさなきぼうをしにたくす
ちいさなきぼうはみはてぬゆめよりすばらしい
きのうにひかる
きのうはきのう
おもいだすといやになるけど
きぼうはきっとびらかんすよりもうつくしいものだ
最後に、詩を作ることについて書いてもらった。
しをつくっているときもちがおちつく
しはこころわくわくできます
きもちをにんたいさせているのできもちをかいほうしてあげないといけない
いいきぶんです
きもちがすらすらいえていいきぶんです
にんげんとしていきているので しをかんがえたのです
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2008年12月19日 01時01分
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