しんじつのきぼうをしんじつのよろこびにかえてほんとうのじんせいを…
毎回、長編冒険物語を書き続けている○○君が一段落したころ、▽▽君がやってきた。▽▽君は、12月、北風の詩を書いた。○○君はその時、休んでいたので、▽▽君の北風の詩を聞かせてあげた(12月26日の文章の3人目の詩)。
すると○○君は、次のような感想を書いた。
しろいいきというのがとてもよかったね にんげんのきぼうがよくつたわってきました きたかぜはきぼうのかぜだというのはよくわかります くろうしたひとにはわかります ちいさいじぶんとみみをすますときたかぜはふいてきます にんげんにはにんたいだけをちいさいときからしいられたひとに きぼうはちいさいかぜとなって おとずれます きぼうのきたかぜのことはぼくもかんがえていました びっくりしました
○○君は、海賊の物語を書くのに忙しいので、詩のことには話が及ばないが、北風については、深く共感するとともに、同じことを考えていたことが驚きだったようである。
○○君が帰ったあと、▽▽君は、まず、次のようなことを述べた。
○○くんもきたかぜのことをかんがえていたのでおどろきました
なぜみんなじぶんとおなじことをかんがえているのだろうか
ふしぎです
にんげんとしていきてきて にんたいをしているとしんじることができます
にんげんにはきぼうがひつようですから しんじることがたいせつですひとりでにんたいをしてきたのでねがいのきたかぜがひつようなのです
そして、詩を書き始めた。
たんたんときょうというひがすぎてゆき
にんげんとしてねがいをひめたぼくのほしは
なにかをいおうとしてもとめている
きぼうをほんとうにゆめみたひとには
しんじつのきぼうがわかる
しんじつのきぼうは
しんじつのちいさなちいさなよろこびにみちあふれている
しんじつのきぼうをしんじつのよろこびにかえて
ほんとうのじんせいをいきていこう。
4月から、高等部2年生になる▽▽君の、年頭を飾るのにふさわしい詩であった。
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2009年1月24日 19時27分
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自主G多摩1 |
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