歌を作ること、そして地域で生きていくこと
青年学級で作った「願いの季節」という歌を○○君と☆☆さんに聴いてもらった。パソコンで初めて自分の気持ちを綴った人たちの言葉を中心にしながら、メンバーみんなの言葉を合わせて作ったものだ。その歌詞は、次の通りだ。
1.小さな幸せ小さく開き 願いの通り満たされて
小さな幸せ希望に満ちて 希望を運び喜び広げ
人間として生まれて生きてきて 自分の気持ち聞いてもらいたい
かってに体が動いて悲しい きれいな気持ちで生きていくのが夢
生きていきたい自分の足で 生きていきたい自分の目で
希望小さくささやきながら 希望に満ちた人生生きる
2.小さな幸せ花のように 静かに静かにきれいに湧いて
歌がしきりに待ちきれないで 自分光らせ生まれてくる
虹をみんなで探しにいこう 自分で虹を空にかけてみたい
やっぱりきびしい話せないのは 人間だからあふれる気持ちがある
小さな願い大切にしよう 小さな願いしっかりと
希望小さくささやきながら 希望に満ちた人生生きる
3.瞳閉じると天使舞い降りる 私の愛の告白を
人それぞれの夢があるから 天使にお願い聞いてほしい
声を聞かせて心の輝きを 口を開ければ空のように輝ける
愛というのは不思議な言葉 小さな心を大きくしてくれる
時代がどんなに変わっても みんなと一緒に一歩ずつ
自分に何かがあった時も 仲間がきっと助けてくれる
○○君は、実はこの日、ひとしきり、学校でのできごとを書いた。それは、彼が言葉を理解できていないと思った教師が小さな声で語った心ない言葉についてだった。そこで、切りかえるために、この歌を聞いてもらったのだ。そして、彼は感想としてこう書いた。
にんげんとしてうまれていきてきてというかしがよかったです
ちいさいときからちいさいしあわせをたいせつにしてきたのできもちがよくわかりました
そして、最近、詩だけでなくメロディも作っている人がいるということを告げると次のように書く。
ぼくもつくっています
しろいゆきをみんなでみていました
みたこともないちいさなゆきのせいがやってきて
ひとりぼっちのぼくにはなしかけました
きのうのなみだはねがいにかえてみらいにむかっていきていこう
ねがいはゆめをはこびみらいをひらく
みらいはちいさなじぶんのてのなかでおおきなきぼうにふくらんだ。
まず、前半部分を、手をとって聞いていく方法で、メロディを聞き取った。「あかさたな」の代わりに、音程をつけて「ドレミファソラシド」と聞いていくと、メロディが一音一音選び取られていく。
ミファソソラソ ソラソファミレドミレミ
ミファソソラソソ ソラソファミレド レドレドレレレドレ
ミファソソソラソ ソラソファミレドレドレド
リズムについては、8分音符がいくつ分かということで、何とか聞き取っていった。時間の関係で、後半は今度ということになった。
前半部分、おおよそ歌ってみて、これでいいかと聞くと、
はい
という答え。そして、次の感想が書かれた。
しんじられないきょくができるなんて
ここへ☆☆さんが、やってきた。☆☆さんは、来週、いよいよ高等部を卒業する。そして、さっそく、次のように綴った。
○○くんすごいね
じぶんできょくをつくっているなんてすばらしいですね
かんどうしました
ひいでたさいのうですね
わたしもつくっていますがなかなかいいうたができません
じぶんにはさいのうがないのかもしれません
ねがってきました じぶんでなんでもきめられるようになることを
しかしなかなかねがいどおりにはいきません
ねがいはゆめかもしれませんが ちいきでいきていきていくことです
なぜりかいしてもらえないのでしょうか
ちいきでいきていくのは ちいさいときからのゆめでしたから さいごまでがんばりたいとおもいます
じぶんのきもちをいいたいけれど ちいさいときからふつうのこどもとしていきてこられなかったので くやしいです
よくゆめをすてずにこれたものだとおもいます
ちいさいときからとばずじまいだったので はやくなにかでひやくしたいです
りそうはさっかとしてひょうげんのほうほうがあったらいいとおもうのですが なかなかうまくいきそうにありません
☆☆さんは、4月から社会人なので、わかばとそよ風のハーモニーコンサートへの参加を誘った。彼女の「野に咲く花のように」という詩で作った曲を2年前のコンサートでは、劇中の歌として使ったことがある。私はこの時が来るのをずっと楽しみにしていた。そして、冒頭の歌を聞いてもらった。
しがとてもむねにしみました
りそうはひとりでいきていくことですがひとりではむずかしそうなのでなかまといっしょにいきていきたいとおもいます
ちいさいときからのねがいでした
ねがいをかなえたいとおもいます
じぶんにゆめがあるかぎりむかっていきていきたいとおもいます
ゆめにむかって
(以下は、手をとる方法で)
ひかりがさしてきたようです
きもちをちいさいときからいいたかったので りかいしてもらえてうれしいです
てではなせるとはおもいませんでした
卒業を間近に控えた不安な胸の内がうかがえるが、仲間とともに生きていくことに希望を見いだしているところに、深く共感した。コンサートは、その初めの一歩だ。
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2009年3月15日 10時50分
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自主G多摩1 |
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