ひとりのわたし ひとりのあなた
4月から高校2年生になった☆☆さん。まず、あふれんばかりの思いを書いた。
ねがいはひとりでいきていくことです
にんげんらしいせいかつをすることです
みんなとはなしができたらうれしい
べつにやきもちをやいているわけではないけれど
はなしができるひとがうらやましいです
ひょうげんするしゅだんがないのでつらいです
みんなもおなじきもちでいることでしょう
じぶんのきもちがいえたらいいのだけど
なかなかそうもいかないのでそーねがってもうまくいきません
ずっとまえからそーじぶんにいいきかせてきましたが
ちいさいころからいうべきこともいわずにきたので
つまらなかったです。
ここで、先生から頼まれていた学校の授業への希望を尋ねた。
なにもいうことはありませんが
まなびたいことはきもちをあらわすほうほうです
じぶんひとりできもちがひょうげんできたらうれしい
まんぞくしているわけではありませんが
べんきょうができたらうれしい
いろいろなきもちとかねがいがひかりかがやいていて
みちのせかいをかんじながらべんきょうしていきたい。
ここで発作が起きて、その時のことを説明もしてもらった。
いたいわけではありませんからだにちからがはいってしまってこえがでてしまいます
だいじょうぶです
そして、再び、あふれんばかりの思いを綴る。
ねがいはやりたいことをやることですがなかなかうまくいきません
いいたいことがいえたらとおもいますがひとりではむずかしいです
ちいさいときからゆめみていました
ひとりではなせるようになることを
あすりーとになるゆめももったことがありますがむりでした
がんばってもからだがうごくようにはなりませんでしたが
みんなではなせるゆめはすてたくないです
みんなとはなせたらうれしいです
にんげんとしてかんがえていることをはなせたらうれしいです
ここで、話を切り替えるために、☆☆さんワールドみたいなのはないですか、たとえば詩とか、歌とかと尋ねた。すると、次の詩が書かれた。
ひとりのわたし ひとりのあなた
ひとりでなにを ゆめみてる
ゆうべのすずと みらいのかねと
ゆうべのにおい みらいのかおり
ひとりのわたし ひとりのあなた
ひとりでなにを ゆめみてる。
整ったリズムが歌であることを予想させた。メロディはつけているのですかと聞くと、
はい
とのこと。そこで、手をとって、「ドレミファソラシド」と聞きながら、メロディを聴き取った、音の長さについても、尋ねながら。それは、次のような歌だった。ひとりの世界の中で、静かに口ずさまれてきた歌だ。多くの子どもたちが、ひそかに歌を口ずさんでいる可能性がいよいよ高まってきた。
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2009年4月2日 00時59分
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自主G23区2 |
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