ニックネーム:柴田保之
性別:男
年齢:56歳
障害の重い子どもとの関わりあいと障害者青年学級のスタッフとしての活動を行っています。連絡先は yshibata@kokugakuin.ac.jp です。

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2009年04月25日(土)
ちいさなみどりのかぜがふいてきて…
 20代の女性との関わり合いで、まず、こんな文章が綴られた。

きいてほしいことがあります りかいしてもらえるひとがみつからなくてこまっています ゆめはだれとでもはなせるようになることですが びんかんにかんじるひととしかはなせないのがざんねんです 
はいといいえだけではなかなかつたえきれません やっとりかいされたのでりかいがひろがればいいなとねがっています

 そして、頻繁に足を運んでくださる通園施設の方に、次のような文章を書いた。

ねえさんのようなちかさでつきあってくれてかんしゃしています じぶんのきもちをわかっていただいてとてもうれしいです びじんのせんせいでいてくださいね 

 そして、再び、自分の胸の内の吐露へ。

もっとにんげんらしくいきたいです ひいでたにんげんではないけれど みんなとおなじようにいきていきたいです にんげんとしていきていきたいとおもうのでみらいがほしいです わたしのゆめはらくなしせつでゆうゆうといきていくことです ちいさいときからねがいでした ゆめがかなうとうれしいです
しをつくっていますのできいてください

ちいさなみどりのかぜがふいてきて
ゆきをとかし
りんどうのはながさいた
みどりのかぜはゆいいつのりそうのかぜ
ちいさいかぜだけどふしぎなちからをもち ゆめをはぐくむ
ぬくもりをまつひとびとに ゆうきをあたえ
みどりのかぜはゆきをとかす
びいどろのようなじかんがながれ
びいどろのようなかぜがふき
よきひとをゆうきづけ さきみだれる
はなばなをらくにして
ゆめのようなじかんがながれていく
にんげんとしてうまれていきてきて
はなのようにだまったままでわたしはいきてきたけど
わたしがやっとことばをもち はなしはじめた
ゆうきをだしていきて みらいをつくりたいとおもう
りそうのようなはながさき
わたしはなみだをわすれて
みらいをゆめみる
ひのあたるばしょにりかいされてでてくることができたことを
よろこびとしていきていこう。

 冬、多くの人たちが「希望の北風」をうたった。春、「みどりの風」が、多くの人たちの心をうばっているのかもしれない。

2009年4月25日 23時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 自主G23区1 |
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