歌「みどりのかぜ」
ほぼ1年ぶりに、☆☆さんとお会いした。この春、彼女は高等部を卒業して社会人になっていた。
おひさしぶりですね
こう、挨拶をしていただいたかと思うと、いきなり彼女は詩を綴り始めた。
にびいろのそらのしたで
きたのしろいだいちから
じめんのみどりをさらさらと みずがながれて
びぼうのむすめがあゆんできました
にんぎょうのようなめをして
にんぎょうのようなかみをかぜになびかせて
みどりのかぜにふかれながら
にびいろのそらをすいすいととぶとりのように
にいさんのようなりりしいすがたをしたゆうかんなけんしが
ねがいをかなえるためにやってくる
きぼうにみちたりそうのぼくは
ようきにわらいながら
みちのみらいにむかって
ゆめをいだいて あゆみつずける
りそうのかぜがふいて
みちのみらいにゆめがあふれ
ずっとよびつずけて ぼくをまねく
ゆうきをもらって
みじかいねんげつを くとうしてきたけれど
ながいやわらかいゆめのようなみらいのじかんがつずくことを
ぶんそうおうとしながらも
ねがいつずける
いいどんなにれんごくのようなひびがつずこうとも
ぼくはりりしくあゆみつずける
そして、次のような言葉が添えられた。
きぼうにみちたみらいがくることをねがってつくりました
ちいさいころからにんたいしてきたので みらいはあかるいとねがっています
じぶんのきもちがいえるとはおもわなかったのでうれしいです
また、彼女はこの1年の間に私の援助のスピードが速くなったことをめぐって、私とやりとりをし、次のような言葉を書いた。
ふしぎです いいたいことがすらすらことばになっていきます
びっくりしました
はやいのでのぞみのもじをまっていてここだとおもっています
かんがえをじにするだけだからかんたんです
いいほうほうですね
ここで、詩とは別に歌を作っていないかと尋ねたところ、体中に喜びをみなぎらせながら、「はい」と答え、まず歌詞を書く。
においのいいみどりのかぜが やさしくわたしをつつみ
びいどろのようなかぜが わたしにうたう
びからうまれたわたしのゆめを みどりのかぜがむすんですぎる
わたしはみどりのかぜになり
きぼうのうたを ゆびからゆびへ つたえるために
ゆりのはなをぼうしにさして みどりのだいちをかけぬける。
次にメロディーについて、階名をしいているかと尋ねたところ、返事とともに、次の曲が書かれた。
はい かいめいでかきます
2びょうしです
ドシラソファミ ラソファミララソ
ドレミファミレドレファファミー
ドシラソファミ ラソファミララソ
ドレミファミレドレ ファミレドドー
ラシドレミレドレ ドシラソララソー
ラシドレミレレド レドシドレレドー
ドシラソファミレド ファミレドレ
ドレミファドレミラドシラソラソー
ドシラソファミミファミレドレドレー
ファミレドレレドヒファミレドドー
ファミレドララソーファミレドレー
ドレミソララドミレドレドー
ドレミソララドミレドレドー
オワリ
この歌には、次のような説明が続いた。
ながさはみんなおなじです ふつうにうたってみてください よいめろでいーだとおもいます
びっくりしました うたをききとることができるなんてしんじられません
にんげんとしてみとめられたきもちです
びっくりしました ちいさいころからつくっていましたのでかいめいはかんたんです
ゆめのようです ゆめがかなってうれしいです
みどりのかぜというだいのうたです
よかったらがくふにしてください
ちいさいころからのねがいがかなってうれしいです
みどりのかぜがねがいをかなえてくれました。
楽譜にしてみると、歌詞と合わないところが少しあったが、メロディーは完成されていて、少し、言葉を足して、次のような歌になった。
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2009年6月2日 22時32分
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自主G多摩3 |
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