ニックネーム:柴田保之
性別:男
年齢:56歳
障害の重い子どもとの関わりあいと障害者青年学級のスタッフとしての活動を行っています。連絡先は yshibata@kokugakuin.ac.jp です。

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2009年07月18日(土)
希望の私
 高校1年の少年が、詩を書いた。これは、私が手をとって「あかさたな」と聞きながら書き取ったものだ。以前、まとまった詩を書いたことがある少年だが(2009年2月7日のブログ)、今回は、言葉を連想ゲームのように広げながら、即興的に書いたものだ。


 希望の私

夢見ているのは希望の私
夢見ているのは希望の望み
夢見ているのは希望の未来
夢見ているのは私の勇気
私の希望は勇気を求め
私の希望はランプの光
楽しい夢は昨日の希望
楽しい夢は私のいのち
私のいのちは勇気を呼んで
私の希望は昨日の勇気
私の希望はよく忘れ
私の希望は私の苦難
私の希望は私の過去の夢
私の希望は私の未来の夢
よく生きてよく苦難を乗り越えて
私は今日まで生きてきた
私の今日までの苦しみは
私の私らしさのあかし
勇気を出して明日の私に夢を託そう
遠い道かもしれないが
勇気を持って歩きだそう
勇気を持って夢を育てよう
私の私らしさを訓練して
私のあしたを作りだそう
夢をたくさん失わないように
私はあしたに向かって夢を紡ぐ
私の未来の夢のために
私は希望を夢見ながら
夢の未来を予感する
私の夢の希望のために
小さい私を未来に託す
私を希望の未来にワンダーさせる

 スイッチではどうしても取っ手をつかもうとして体に力が入ってくる。幸い、手をふる方法では、力はどんどん抜けていき、まるで、眠ってしまうかのようにして、あるいは、夢を見ているかのようにして、この詩は書かれていった。

2009年7月18日 10時01分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 自主G埼玉1 |
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