短歌の創作
高等部3年の☆☆さんにお会いする。来春には学校を卒業して、新しい生活が始まる。そんなことを胸に抱いた☆☆さんに、秋の美しい一日、話を聞いた。
いい方法ですね。信じようとする人にしかわからないでしょうね。あきらめないでよかったです。みんな願っていると思うので認知される日が早いうちに来ればと思いますが、まだまだでしょうね。敏感な人はとても少なくて残念ですが、望みどおりのことなので早く友だちにも教えて、いっぱい苦しい気持ちを話してもらいたいです。みんなの気持ちが知りたいといつも思っているので、みんなと話せる日が待ちどおしいです。人間として言いたいことを言いたいけど、なかなかかなわず、願いどおりにはいきませんが、小さい時からの願いなので大切にしたいです。
望みは雪のようなきれいな心をどの先生もが持つことですが、分相応に生きるのが大事だという先生がいるうちはむずかしいでしょうね。
不思議です。力を入れていないのになぜわかるのですか。自分の気持ちなので信じられます。自分の気持ちを言えてすばらしいです。人間としてはやいうちから認められたかったです。自分は伝えることができてよかったけど、まだ話せない仲間がいることが心配です。すいすい書けて気持ちいいです。小さいころからの夢でしたからかなってうれしいです。別に私らしさを望んできたわけではないけど、これで私らしく生きれそうです。理想的な方法ですね。
実習先はどこも同じようなものでしたが、理想は私の気持ちをたいせつにしてくれるところです。未来に託します。未来をみんなで切り開いていきたいです。願いがかなうとうれしいです。
小さい頃からの友だちとは別れたくはありません。地味な性格だから目だたないけど、願いはよい人になることですのでよろしくおねがいします。
みんなとずっといい友だちでいたいです。みんなとずっとつながっていたいです。
きらいなことはきらいと言えるようになりたいけどなかなかちゃんと言えません。自分でも言いたいけどうまく伝えられないのでくやしいです。理想はみんなと愉快にやっていくことですがどうしたらいいのかわかりません。自分の気持ちが言えるようになりたいです。ほんとうにそんな日がくるのを夢みていますが理想でしょうか。望みは望みとして持ちつづけたいです。小さい頃からの夢でしたから。この方法が広がってほしいです。ねがいです。し進歩しましたね。驚いています。いい方法ですがわかりにくそうですね。人間として認められた気分です。
そして、このあと、短歌として作ってきた作品を聞かせてもらった。
短歌を作りました。聞いてください。
光さす夢の道行く
野の花と私は風のように飛ぶ
小さいひ(灯?) 遠くに見えて
瑠璃色の光となってすいこまれ
私も空で輝こう
遠い日の道のほとりに咲く花に
今の身の上添えて
鈴の私の夢をとく
忍耐という花言葉耳にして
私はその花となり
願いを遠くに祈りつつ
夢にさまよい
聞いてくれてありがとうございました。自分で自分をなぐさめるために作っていますので、聞いてもらうためではありませんが聞いてもらえてよかったです。
最後の短歌は、必ずしも定型にのっとったものではないが、彼女の心のリズムがそのまま歌のリズムとなったような自然な調べの短歌だ。
自分をなぐさめるだけの歌は、その目的が純粋なだけに、そして、それが切実なだけに、またとても胸をうつものだった。
彼女のまなざしは、常に同じような状況にある仲間たちに向けられている。町田の青年学級のように、誰もがそれを受け入れて、お互いの言葉が響き合う場を、たくさん作り出していかなければならない。
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2009年10月26日 02時11分
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