8月のきんこんの会が28日土曜日に開かれました。参加者は、15名、土曜日ということもあって、大勢の方に参加していただきました。ふだん、当たり前に言葉で考えていることさえまともに理解されない人々が、15名も集まって、若者らしく当たり前に議論をしている姿は、夢の世界のようでもありました。
詩の話、わかってもらえない悔しさの話、どうやって社会に訴えていくかということ、ふだんの過ごし方、友達の話、まだ気持ちが伝えられないでいる仲間たちのことなど、3時間にわたって、熱い議論が交わされました。
仲間が直接に気持ちを伝えあうことによってつながりを持ち合っていくことの大切さと、自分たちの意見をいかに周囲や世の中に伝えて変えていくかということが、基底に流れている議論だったと思います。
世の中の現状は、こうした気持ちがあることが本当かどうかという段階ですが、私たちは、その先の段階として、お互いがどのように手をつなぎあっていくかということ、そして、そこから何が発信していけるかということを試行的に議論しています。
当事者活動という言い方があります。歴史的にいくつかの当事者活動が障害者の歴史を塗り替えてきました。たとえば1970年頃の脳性マヒの当事者の運動、1990年頃から始まった知的障害者の当事者運動(私は、この中心メンバーとともに活動していましたのでこの時の熱気は今でも忘れられません)などが時代の節目を作ってきたように思いますが、そんな当事者が声をあげていく中で、今、きんこんの会に集う人たちは、その中でも忘れ去られてきた存在といえるでしょう。2010年という年が、新たな当事者活動の始まりを象徴する年になったらという密かな思いをいだきながら、この熱い会に通訳として参加させてもらいました。
|