20代の女性○○さんが綴ったりんどうの詩。
きびしい寒さを超えてきたすてきなりんどうの花
みんなに守られながら咲く部屋の栽培された花とは違い
人間にもほっとかれたまま
みんなひっそりと空を見つめて
きらきらしたまなざしは光の束となって夢に降り注ぐ
人は皆ようなしというけれど
人間にはわからない
なぜりんどうにもずっと悩みがあることを
それはいつか小さな冒険をして
夢の中で見た緑の森に旅をすること
なぜなら緑の森には不思議なりんどうの道があり
そこには人間になれる不思議な水が湧き出している
いつかりんどうはその水を飲みにんげんとして生きていきたい
そして、いろいろな話を聞かせてもらった後、聞いてもらいたいことがあると言って、次の詩のような言葉を述べた。
じっと耳を澄ませているとずいぶん昔
楽しくみんなで語り合っていたことを思い出します
小さいころからつまらなかったことは
ろんろんした気持ちになれたのは一人で冒険をしたときのことです
どよめきを見ながら
もくもくと望みだけを頼りに
ドーベルマンは風に向かって駆けだした
ほんとうの冒険はどうやったら始まるのだろうか
小さなばーんというなまりのこだまして
小さく砲弾はどこかに砲弾の穴を開けてしまった
どのくらい呼ばれていたのかはわからなかったが
私は不意に我に返り
何も望み通りには行かなかったけれど
人間としてごらんなさいというメッセージだけを
知らない人に向けて発したいと思った
おそらく即興的に作ったものなのだろう、いつものようには完成されていなかったが、思いはびんびんと響いてくる言葉だった。
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