ニックネーム:柴田保之
性別:男
年齢:56歳
障害の重い子どもとの関わりあいと障害者青年学級のスタッフとしての活動を行っています。連絡先は yshibata@kokugakuin.ac.jp です。

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2011年07月10日(日)
東日本大震災に思う 4月29日
東日本大震災に思う 2011年4月29日
 視覚障害と知的障害の重複障害と呼ばれる○○さんは、1月前に続いkて、大震災をめぐる2度目の言葉を書いた。

 地震について書きます。とても大きな地震と津波が来てたくさんの人が亡くなりとても悲しいです。被害にあった人の中には小さい子どもも含まれていてそれが悲しかったです。どうしてなのかわからなかったけど唯一の救いは人々が涙を越えて立ち上がろうとしていることです。未来のために望みを失わないようにしていることですがなかなか僕たちのようにみんなから理解されなかった人間はその苦しみを理解できるのですが、地域の人たちはもう少しでわずかなずんずんとこみ上げてくる悲しみを耐えることのやり方を知らないと教えてあげたいです。悩みは乗り越えられるということを僕たちは知っていますから。絶対に悩みは消えていくと言うことを知っているのでわかってほしいです。小さいときからとてもぬいぐるみのようで困っていましたが。ようやく悩みを話せるようになったのでとてもうれしいです。苦心して覚えた悶々とした気持ちの伝え方は悶々とした気持ちだけではなくて喜びの気持ちを伝えるための方法でもあるのでこの方法が伝わるように地域の人とまた喜びを伝え会えるようになれればと願っています。なぜこんなに苦しみが続くのか僕たちにはよくわかりますのでみんなも大丈夫です。僕たちはそういうことには慣れていますからよくわかります。悩みは必ず取り除かれると言うことを理解していますのでよろしく心をどんな煩悩に平安を乱されても気持を静かにしていれば必ずわずかな希望であっても持っていれば必ず越えていければどうにかなるのだということを伝えたいです。

 また、同じく☆☆さんも震災について2度目の言葉を書いた。

 日本中の人が地震のことで困っているというのになぜ私たちは何もできないのだろうと考えてしまいます。悩みを聞いてあげることもできないし悩みを解決することもできないで本当に困っています。犠牲者の中に車いすの人もいたということを聞きましたが本当に残酷な話ですね。小さくてもいいから希望の火がほしいです。みんなも今度のことでよい心が育ってきたのでぜひ私たちにも明るい光が射してくることが願いです。



2011年7月10日 13時39分 | 記事へ |
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