ニックネーム:柴田保之
性別:男
年齢:56歳
障害の重い子どもとの関わりあいと障害者青年学級のスタッフとしての活動を行っています。連絡先は yshibata@kokugakuin.ac.jp です。

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2008年08月06日(水)
「苦難それは希望への水路」、「美しい諦念を握りしめて」
 あるグループでお会いした○○君は、この世界では著名な先生のもとで小学校時代を過ごしてきた。今度、○○君のおかげでその先生とお会いする機会を作っていただくことができた。今日の言葉は、そのことから始まった。

しばたせんせいと○○○せんせいがあたらしいみらいをおおきくたくましくきりひらいてくださることがたのしみです。

 新しい未来を大きくたくましく切り拓くということが私にできるかどうかわからない。しかし、○○君の熱い思いには、精一杯答えていかなくてはならない。
 そして、○○君は、さらに自らの深い心の境地について語る。中学生ではあるが、置かれた状況の中で、彼の心は、すでに大人の世界の中にある。ひらがなだけの文章だが、必要な文字を漢字に置き換えると次のようになる。

 けっして諦めないで願いがかなえられることができて本当によかったです。最高に幸せです。望めば必ず扉は開かれるということが証明されました。失われた過去は戻ってはきませんが望みにあふれた未来があることが素晴らしいです。苦難それは希望への水路です。決して諦めてはいけないということを教えてくれます。手の中に美しい諦念を握りしめて生きていこうと思う。美しい諦念は真実そのものです。苦しみの中で光り輝いています。手の中にある真実は幸いそのものです。望めばいつでも手に入りますが誰もこのことは知りません。なぜなら人間は常に楽な道のほうを好むからです。生きるということは苦難となかよくしてゆくことなのです。
 
 「苦難それは希望への水路」「美しい諦念を握りしめて」という言葉、あまりにも研ぎ澄まされた至高の言葉だ。




2008年8月6日 13時07分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
| 自主G23区2 |
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「苦難それは希望への水路」「美しい諦念を握りしめて」。なんともすごい言葉ですね。詩ですね。
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