ニックネーム:柴田保之
性別:男
年齢:56歳
障害の重い子どもとの関わりあいと障害者青年学級のスタッフとしての活動を行っています。連絡先は yshibata@kokugakuin.ac.jp です。

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2012年06月07日(木)
私たちはもうすぐ世の中を変える戦いを始めることになりそうです
 Hさんの言葉をお伝えしたいと思います。5月のきんこんの会には来れなかった彼女ですが友人のIさんのお母さんにその日の様子を聞いていたとのこと。そのことを受けた詩がまず次のように綴られました。

理解される喜びについての詩です。

なぜだろう突然光が射してきた
見たこともない人間としての理想の姿
ろうそくのあかりに火がともるように
私の心に願いのあかりがともる
わずかな言葉が私に届く
それは私たちの仲間の私ならではの言葉だ
それはずっと私たちを励まし続けた言葉だ
金色の不思議なわずかなわずかな空からの贈り物
私はそれを両手で受け止め
わずかな人生のわずかな希望を認める
七色の虹は私たちの未来に向かって架かる
よい冒険の始まりに私の心はときめく
ぬいぐるみの境遇を抜け出した私たちに優しい風が吹く
私たちと未来をつなぐ虹の橋を越えて
私たちは呼んでみよう
見たこともない瑠璃色の私たちの未来の姿に
伝道師のような気持ちを持って
私は世の中に向かって叫ぶ
私たちは忍耐という言葉を
長い間呼びかけられてきたから耐えてきたけれど
茫然とした日々はもう終わった
もう私には忍耐という言葉は過去のもの
勇気を持って元気な声で呼びかけよう
私たちは小さいけれど
忍耐を越えた人間だと。


 この力強い詩を、今回彼女に綴らせたのは、5月のきんこんの会も大きかったようでした。この詩の後には、次のような言葉が続きました。
 
 理想的な会でしたね。なぜあんなに人が集まっていたのですか。私は母さんからIさんを通して聞きました。仙台から来た人がいたり、初めての人がいたり、分相応の会ではなくなりそうです。私たちにとっても理想的な会です。長い間の苦労が実りましたね。わずかな希望ですが理想的な方法ですね。きんこんの会は。

 ここで、私は、この会のことを遠く離れた方々が知るにいたったのは、ある人の応援があるからだということを彼女に告げました。そして、その方は、かっこちゃんという愛称でたくさんの人に愛されている石川県の特別支援学校の先生で、その方が、私たちのことを取り上げてくださったので、こうして新しい出会いが生まれたのだということを伝えました。

 そういう人がいるのですね。謎が解けました。長い間の苦労が報われましたね。わがままかもしれないけれど唯一の会なので大切にしたいです。わずかなわずかな静かな時間も大事ですが私たちはもうすぐ世の中を変える戦いを始めることになりそうです。もう少しですね。なつやすみにまたかりんで集まりたいですね。Tさんともまだまだ話したいですから。よろしくお願いします。私も逃げずに頑張るつもりですから。わずかな夢はテレビで発言することです。だんだんそれも夢ではないような気がしてきました。日本中の仲間たちのために私たちは大きな声で語りたいです。よろしくお願いします。これで終わります。

 後には下がれない一歩を私たちはもう踏み出してしまいました。Hさんの言うとおり世の中を変えるための戦いが待っているのかもしれません。

2012年6月7日 08時07分 | 記事へ | コメント(0) |
| 自主G多摩1 |
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