めをみはるようなわたしのみらいにむかって
不思議な心象風景を語ってもらった。20歳を過ぎた☆☆さんの文章だ。
したいあそびがあります
とおいところにいって すなにもじやえをかいて においのいっぱいかおるはなをさかせたいのに いじわるなおばあさんがよこからやってきて すなをけちらしてしまった。
ないてばかりはいられないので こんどは においがしない さむいはなをじめんいっぱいにえがいていて ぬりえのようにさいたので うちゅうにらくえんをつくろうと めをみはるようなわたしのみらいにむかって がんばろうとおもった。
けちらされてもまた未来に向かってがんばろうという思いを、豊かなイメージで飾って描き出したものだ。お母さんは、しきりにどうしてこんなに息の長い文章が書けるのかとおっしゃる。しかし、彼女は小さいときからたくさん絵本を読んでもらってきた。私が絵本のソフトを作ったきっかけは、文字の学習にそっぽを向く彼女のためであった。彼女のイメージの世界を育んできたのは、こうしたご両親の働きかけによるところが多いことはまちがいない。
後半、☆☆さんは、こんなことも語った。嫌いな音楽があって、怒りだすとお母さんがおっしゃったので、そのことについて尋ねたのだ。
からだにちからがはいるのはつかれたときびっくりしたためです。
えんかはきらいです
いやなきもちになりますがおこっているのではありません
そしてお母さんについてこう付け加えた。
りかいしてくれているのでたすかります
とてもりそうてきなおかあさんです
プリントアウトしてお母さんにお渡しすると、これ、大切にしてがんばろうとおっしゃっていた。
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2008年10月5日 00時10分
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自主G23区1 |
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