こみあげてくる悲しみを精一杯しずめて希望に変えて…
同世代の友の死に際して、二十歳すぎの○○君が綴った。土曜日の埼玉の自主グループでのできごとだ。原文はひらがなだが、適当に漢字をまじえて紹介したい。
くやしいことがありました
友だちが死にました
はやく手をうっていれば間に合ったかもしれない
それが残念です
これまでずっと一緒だったからとても残念です
歳も一緒だからとても悲しいです
なぜ遠くに行ってしまった
おこっても帰ってこないけどせっかく友だちだったのだから遠くからいつも見守ってほしい ずっとずっといつまでも
願いはずっといつまでも子どもの心をなくさないでずっと願いを持ち続けてゆくことです
そうすれば亡くなったたいへんな悲しみはしずまってゆくだろう
こみあげてくる悲しみに精一杯こたえることができたらいいと思う
こみあげてくる悲しみを精一杯しずめて希望に変えていきたいと思う
この悲しみが希望に変わればいいなと考えているけどそれがそばですごしてきたものの使命だと思う
悲しみの中から希望というものが生まれてきたらきっと泣きやむことができるだろう
この文章は涙の中で苦労してきた友だちのおかあさんに見てもらいたくて書いたものです
けっしてうその気持ちではありません
心からの思いです
悲しみを鎮めて希望に変えていこうと、懸命にもがいている○○君の叫びが聞こえてくるようだった。実際、文書を綴りながら、○○君は、何度も身もだえをするように、全身に力を入れていた。
死はいつも残酷にやってくる。しかし、みんな生きようとし続けていた。当事者だからこそ、その無念の思いが誰よりもわかるにちがいない。
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2008年11月2日 00時37分
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自主G埼玉1 |
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