ニックネーム:柴田保之
性別:男
年齢:56歳
障害の重い子どもとの関わりあいと障害者青年学級のスタッフとしての活動を行っています。連絡先は yshibata@kokugakuin.ac.jp です。

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2013年12月18日(水)
このあいだ施設で虐待があったのを知っていますか。
 ゼミの授業を訪れたKさんが、最初に言いたいことがあるということで話を始めました。まさに今この時、語っておかなければならないということで、話をしたとのことです。

 このあいだ施設で虐待があったのを知っていますか。理想的な施設はもちろんありますがみんな何もわかっていないというのが前提なのでまだまだと言わざるをえません。とくに自閉症の人たちは誤解が激しくて理解できていないというのが前提なのでこういう事件が起こってしまいます。理解できていても自由に体が動かせないのだということを理解してもらえないといつまでもこんなことが繰り返されると思います。理想的な施設はもちろんありますがみんな何もわかっていないというのが前提なのでまだまだと言わざるをえません。とくに自閉症の人たちは誤解が激しくて理解できていないというのが前提なのでこういう事件が起こってしまいます。理解できていても自由に体が動かせないのだということを理解してもらえないといつまでもこんなことが繰り返されると思います。

 この後、彼は、私の手を使ったあかさたなの通訳でさらに続けました。この事件の背景をきちんと理解することが大事で、普通の犯罪なら犯人の過去の経歴というのが背景になるが、この事件の背景にあるのは、社会全体がまだ障害のある人もちゃんと理解ができているけれど体がうまくコントロールできていないということを知らないという背景があるのだから、この事件の責任は、社会全体にあるというようなことを述べ、強度行動障害と呼ばれるものも、もともとの障害ではなく、まちがった働きかけが生み出したものだということなどを、懸命に語りました。
2013年12月18日 14時11分 | 記事へ | コメント(0) |
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残酷な知らせが届いた
中学1年生の少年が、12月16日に綴った詩です。
千葉の施設の事件を受けてのことでした。

残酷な知らせが届いた
昔の仲間を
どうにもできないからといってけとばして
死なせてしまった
ぼくは言葉を失った
理解していることさえわかられぬまま
なぜ彼は死なければならなかったのだろうか

また、この詩の前に次の言葉も記しています。

気持ちが言いたいので夢みたいですが人間としてぼくたちが認められるためにはなんとかしてこの事実を伝えなくてはいけませんね。どうにかして私たちの言葉を伝えたいので人間はみんな言葉があることを伝えてほしいです。わだかまりもあるけれどみんなを許して学校を楽園にしたいです。
2013年12月18日 09時24分 | 記事へ | コメント(0) |
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