いつも俳句を作っている中学生の○○君の新年最初の言葉は、いささか重いものでした。
利害を越えて暗き声
わざわざに理解を止めてつらき歴史
誰一人 人間と認めぬ暗き夜
昔から喜びをつくす森の中
昔から喜びを盆からこぼさずと
ランプの火 われを照らせりぼやのごとく
つんざく音 弓のごとくにわれひけり
習い過ぎ忘れてしまう初心かな
つらき技使う時なりボイラーに
つらき技ぬいぐるみなれどわれ動く
つらき技人間になるため使うのみ
つらき技人間になれると翻意せり
人間になる日のために願う技
人間にぼんやりとなる気持ちなし
ろくでなき僕の技なれど使う時
ろくでなき技は貫く翻意せず
人間になる日のために技磨く
技とは言いたいことを言うということですがぜひまたインターネットで発信したいです。僕はやっと話せるようになったので僕はすぐに認めてもらえると思っていたけれどまったく認められないだけでなく否定までされるのでやっぱりはっきり言わなくてはいけないと思うようになりました。僕のかあさんがなぜいろいろ言われなければならないのかと思うと許せないです。利害などからまないことなのに悔しいです。理想など学校にはないのでしょうか。みんなの意見が聞きたいです。最近いちだんと言う人が出てきました。みんな言葉があるという意見があると言っている学者がいるけどありえないと言っていましたから先生のことですよね。ありがとうございました。やっぱり聞けてよかったです。一人で悶々としていましたから。ほっとしました。でも何とかしたいのでがんばります。人間として認められたいのでかあさんに手をわずらわしてしまうけれど少しずつ伝えたいです。
学校でなかなか理解がえられない状況についてですが、お母さんと筆談もできている彼は、はっきりと物を言っていくべきだと決意したということのようでした。小学校のあどけない少年にこうした思いをさせなければならないことは、やはり悲しいことですが、この彼の決意を尊重したいと思います。
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